


Case Study
顔認証によるコワーキングスペースの
非接触認証を実現。
時代の潮流に合わせた
ソフト、ハード面に対応した都市開発への挑戦
事業・活動:時代の先駆者が集まり共創を生み出すオフィス
の開発・運営
利用者数:100名以上/日
事業・活動 | 時代の先駆者が集まり共創を生み出すオフィスの開発・運営 |
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利用者数 | 100名以上/日 |

日本土地建物株式会社
ソリューション


課題
- コワーキングスペース内の非接触化
- 既存施設のアップデートや、スマートシティ・スーパーシティ構想への参画を目指す上で必要となる認証システムを担うパートナー探し

効果
- 一番利用が多い区画"ROOM"へ顔認証セキュリティを導入し、非接触認証を可能に
- オフィス内のあらゆる認証部分一元化によるUIやUX向上への一歩。次の開発プロジェクトへの期待感も向上

コワーキングスペース SENQ霞ヶ関
地域ごとに特化したコンセプトの中で、SENQが目指していること
SENQは4年前に立ち上がった新事業で、地域ごとに特化したコンセプトがあります。都内に4箇所あり、2016年に、京橋、青山、霞ヶ関、2019年の5月には六本木も開業しました。
実は、当初、SENQというものは統一のコンセプトのなかで一斉に動き出した企画ではなく、京橋、青山、霞ヶ関でたまたま同じ時期にサービスオフィス・コワーキングオフィスという似た業態の開発をしていたところから始まっています。大きな方針は同じでしたが、せっかく、それぞれのエリアで特徴が違うので、統一されたコンセプトで動くのではなく、各エリアに特化した施設ごとのテーマを作ろうと考え、拠点毎にコンセプトの異なるオープンイノベーションオフィス「SENQ」が生まれました。
そのなかでSENQ霞ヶ関のコンセプトである「LEAD JAPAN」は、中央省庁との連携を推進するという中央省庁に隣接した立地特性を活かしたアイデアから生まれました。日本を変えていくようなスタートアップやベンチャーがここに集まり、イベント等を通じて中央省庁の方々とも意見交換をしながら、この場から政策提言等が生まれるようなオフィスにしたいよね、と当時の担当者間で意見を出し合って決めました。ただし、中央省庁と企業のそれぞれのアセットを掛け算してイノベーションを生み出していくには、単なる場所貸しだけではなく、それを連結させるための機能の整備といった付加価値を与えていくことが必要だということも考えていまして、ソフト面の機能を充実させることを目指しました。

日本土地建物株式会社 川島様
様々なIDを繋げる、連携させるというビジョンにとても大きなインパクトを感じたのが"導入の決め手"
もともとSENQ霞ヶ関には他社のスマートロックが導入されていましたが、Bitkeyのお話を聞いたとき、その既存のスマートロックと何が違うのかな?と思いました。ただ、ビットキーはスマートロックを提供しているだけではなく、関連する様々なIDを繋げ、連携させるという事業計画があることを伺い、とてもビジョンの大きな会社だと思いました。今後スマートシティ・スーパーシティ構想においては、様々な情報を連結させることでより豊かな生活を実現させていく流れになるかと思います。そのためにはソフトとハードを融合した街づくりを進めていく必要があり、それを実現させるための一つの鍵として「認証システム」が挙げられると考えております。
当社はあくまでハードが専門の会社ですので、今後新しい街づくりに挑戦する上でソフトを担うパートナーの存在が不可欠でしたので、今回将来の街づくりに向けた連携も見越した上で、まずは「顔認証システム」によるスマートロックの導入を決めました。

日本土地建様の顔認証 利用イメージ
官民連携の非常に重要な施設での新しいチャレンジ。顔認証導入はあくまでも第一歩。
先ほどお伝えした通り、SENQ霞ヶ関は官民連携やイノベーション創出に非常に力を入れています。そして隣のビルには新たに官民共創拠点を開設し、「ソーシャルイノベーションハブ」のトライアルを開始しました。このSENQ霞ヶ関で培ったノウハウを活用し、官民共創のプロジェクト創出支援を行っていく予定です。
このSENQ霞ヶ関での最新テクノロジーの導入によるユーザビリティの向上は、ソーシャルイノベーションハブ含め、今後の他拠点・ビル開発に影響を与える存在になると思います。顔認証導入はあくまでもその第一歩に過ぎず、5年後、10年後の将来像を見据えながら施設づくり・モノづくりに関わっていきたいと思います。
また、今回SENQ霞ヶ関で既存のスマートロックからBitkeyの顔認証スマートロックに切り替えたROOMという18室は、拠点内で1番出入り回数が多い場所で、このコロナ禍の中で非接触セキュリティは必ず必要になってくると考えていました。今回、非接触を始めとした認証システムをどのように導入していくのか、といった点も狙いの一つだったため、これからやりたいことの第一歩を踏めたと思っています。

日本土地建物株式会社 中川様
オフィス環境の最適化というミッション実現のために、ビットキーは今後の認証システムの肝となるパートナー
オフィス関連で私たちが掲げているミッションの1つとして、テクノロジーによるオフィス環境の最適化をしていきたいというものがあります。肝となる認証システムが一元化されることは、ユーザビリティの向上へと繋がる部分だと考えており、今後SENQの拠点数を増やしていく中で、ビットキーの存在は大きくなると感じています。今後何のためにオフィスに来るのか、という時代に突入してくると思いますが、そうなった場合、価値のある場所を作らないといけない。そして、そこのコミュニティの作り込みが重要になってきます。コミュニティマネージャーなどの人の部分と、そこに加えて、デジタルの力でどのように推進していくのか、そういう将来像も踏まえながら、ビットキーと共にここから未来のオフィス環境や街づくりの最適化を検討していきたいと思っています。